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東京学芸大学 新入生向けの講義

昨年度に引き続き、東京学芸大学に行ってまいりました。
今年度は「演奏するからだをつくる」というタイトルをいただき、4スタンス理論について2週にわたって、基礎編と実践編として比較的たくさんのことをお伝えすることができたように思います。

朝の一コマ目にもかかわらず、皆さんとても熱心だったのがとても印象的でした。

2週目の授業の実践のモデルさんを1週目の最後に決めたのですが、「やってみたい人!」と声をかけたところ、ササッとちょうどあちこちから4人手が上がりました!
「専門は?」と聞くと、
「ヴァイオリンです」
「声楽です」
「チューバです」
「ピアノです」
とのお返事です。
弦楽器、声楽、管楽器、鍵盤楽器それぞれから1人ずつ手を上げてくれたとは感激でした!

簡単な自己診断でタイプ判定をしてもらっていたので、何タイプだったかも聞いてみると、
「A2でした」
「A1でした」
「B2でした」
「B1でした」
と言うではありませんか!!!!!

まるで予め仕込んであったかのような奇跡的な出来事に思わず興奮してしまいました😆

全タイプ、それも様々な専門でお話出来る!ということになりました。

そして一昨日、2回目の授業では、正しい立ち方と座り方の復習をし、手についての説明と実験、そしてタイプ別のリズム感の違いなどを体験してもらい、モデル生さんたちによる専門分野への活かし方のbefore&afterの実践検証をしました。

可能な限り、そのタイプの特性(OKなことと NGなこと)に触れながら、なるべく多くの学生さんたちが何かを取り入れられる様にお話させていただきました。それでもまだまだ伝えきれないことだらけのような気もします。

終わった後は学生さんからの質問は途切れることはありませんでした。やはり個別に具体的な悩みへの解決のヒントが欲しくなるのでしょうね。

全ての学生さんたちのそれに答えられたわけではないけれど、それでも、この話を聞くまでは『どうしようもないこと』と諦めていたかもしれないことが、この講義を聞いて、『もしかしたら解決するのかもしれない✨』と思ってもらえたのであれば、私の一番伝えたかったことは伝わったのかもしれません。

将来、日本全国で教育の現場に関わっていく若い学生さんたちに、「人の正しい身体の使い方はひとつでは無い」ということを知ってもらうことは、いつか必ず日本の将来を変えていくことに繋がるはず、と信じております。

清水和高先生を始め、同じマスター級トレーナーでもいらっしゃる小林大作先生にもいろいろご協力いただきました。講義を聞いてくださった諸先生方にも心より御礼申し上げます。

7月には吹奏楽の集中講義でも伺う予定です。
こちらも今から楽しみです♪