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中学3年生の生徒さん

高校受験を控えている中学3年生の生徒さん。
先週レッスンにやってきた時に、「そういえばもう私立の受験かな?」と聞いてみると、「今日でした!もう一校はあさってです!」とのこと。「今日レッスンに来てて大丈夫?」と聞くと、「全然関係ないので!」と満面の笑み😀「どうだった?」と尋ねると「100点取れたとすれば数学かなぁ」とのこと。

テクニックの練習曲も確実に課題を克服しつつありましたし、初めて取り組むロシアの作曲家の大人っぽい曲もすっかり譜読みを終え、内面についても相当深まっている様子でした。さらには自分で決めてグリーグの作品も着々と進めており、新たに譜読みした曲を聞かせてくれました。

受験期にレッスンをまるまるお休みにする生徒さんはもともとほぼいなかったけれど、直前、あるいは真っ最中にむしろ練習の内容が充実し、新たな曲の譜読みも今まで通りのペースかそれ以上で進めてくる生徒さんは初めてかもしれません。

これまで取り組んできた作品を通して、時代や作曲家ごとの特徴なども体系的にしっかり積み重なっているのが感じられます。そこにピアノや音楽のおもしろさ、素晴らしさが加わり、無くてはならない存在になっているのでしょう。

レッスンの中でずっと取り組み続けているバルトークなども、いつ聞いても『良い演奏だなぁ』と感心させられます。

時々チラリと書いていますが、‘物事をどこまで落とし込むのか’ということがピアノへの取り組みでしっかり分かっているから、そのまま勉強にも活きるのだと思います。

思い描いた通りの春を迎えられるよう、応援しています🌸