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2020年1月サロンコンサート

日曜日の午後、サロンコンサートを開きました。年末にホールでのコンサートをしたばかりでしたが嬉しいことに参加者が多く、またその内容も、皆の学びが深まっていることを感じるものでとても充実したものとなりました。

小さいお子さんたちは、年末のコンサートでの経験が生きているようで、それぞれが抱えている課題がグンと良くなっているのが感じられる演奏になっていて、つくづく本番の効果というものを思い知らされました!

中学生以上の生徒さんたちはソナタ 全楽章を披露してくれた人たちもいて感心しました。あるいは、インヴェンション全曲演奏を目指して取り組みを聞かせてくれた生徒さんもいました。

こういった、全体像をとらえようとする姿勢はとても大切だと思います。ソナタ やソナチネは必ず全楽章弾くように話していますが、何かの課題曲としてある一つの楽章だけ弾く機会が多い昨今、地道にその全体を掴みにいく姿勢が根付いていることはとても良いなぁと感じます。

いろいろなお子さんたちを見てきて思うのですが、レッスンを通じて、常に『音楽』と『自分』と向き合い続けている生徒さんは確実に地中に根を張り続けているのが分かります。パッと見の華やかさは無いかもしれないけれど、本人の中に確かに張りめぐらされていくものがあり、真の意味で音楽と触れる喜びを味わえるようになっているのだと思います。

演奏後のティータイムでは幼稚園児から高校生までが和気あいあいと楽しそうにおしゃべりしたり遊んだりしていて微笑ましい光景でした。

2020年もじっくり成長していく1年であって欲しい、と心から願います✨