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ソルフェージュレッスン

ある夏の日、ソルフェージュレッスンのひとコマです。

バスティンピアノパーティBを学習中のYちゃんは、ステップ&スキップ、上がる&下がるの組み合わせのクイズに鍵盤シートの上でチャレンジ!

ピアノパーティCに入り大譜表を読めるようになったものの、鍵盤位置がちょっとあやふやな時があるSちゃんはマグネット式大譜表を使って「うーん」と考え中🙃

T君は、レッスンに来るまでの車の中で爆睡してしまい、眠くて眠くてとてもレッスン出来る状態ではなかったので、急きょ『音程トランプ』を出してみました。
このトランプ、トランプなのに数字が一切書いておらず、その代わりに2つの音が五線譜上に(和声的、旋律的に)記されています。音程が読めないと全く扱えないトランプなのですが、何も説明せずに見せたところ、すぐに仕組みを理解して並べ始めました。9は休符になっていたり、10から13は時代ごとの代表的な作曲家の顔になっていたりと、ざっくりとした音楽史の勉強にもなります。
帰る頃には「このトランプでスピードやりたい!」とすっかり目覚めて帰って行きました。

ピアノの上達に必要な力はピアノを弾く以外にもたくさんあります。それを取り出して集中的に理解したりトレーニング出来るソルフェージュレッスンの時間はとても大切だと考えています。
それでも、特に小さいお子さんたちには遊んでいるような感覚で自然に夢中になる工夫をなるべくしたいと思っております。
全身を使って一生懸命取り組む姿を見ていると、心の中がじんわりと温かくなってきます😊