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ペンの持ち方まで⁉︎

毎月リポーズトレーニングにいらしてくださっている秋田の方が、「ペンの持ち方が変わったんです!」とご報告くださいました。この方はA1タイプなのですが、今までは握るような持ち方で、支点が薬指にあるように持っていたようで薬指にペンだこが出来る程だったそうです。でも、リポーズをするようになってから、気付いたら自然に軽く指先で、A1らしく人差し指主導で書くようになったそうで、書いた後に疲れにくくなったとお話くださいました。

4スタンスのタイプの違いは優劣というわけではないですし、どのタイプの方も他のタイプの動きも出来ます。なのでややこしいのですね。
何かの事情で自分の身体の自然な動きとは異なる動作を獲得してしまった場合、長期間にわたってその動きをし続けることで、どこかに負担がかかり故障やケガ、痛み、疲労などにつながることがあるのです。
今回のケースは全く予期しない事柄でしたが、リポーズを実践されている方たちからはこのようなご報告をよく受けます。

他の方で、お仕事でのミスが悩みと話されていた方は、最近では「物事の流れがよく見えるようになった」とのことです。ご自分らしいペースで動くことを意識し出してからの変化だそうです。

また別な方は、割に身体のあちこち故障することが多い方だったのですが、ご自分の動作が末端だけの動きになっていたことに急に気付かれたそうです。「シートベルト、締める時にも体幹から」と交通標語のようなものも出来上がりそうです😆

遠方に引っ越した元生徒さんに先月久しぶりにレッスンをする機会がありました。現在の先生も同席してくださってのレッスンだったのですが、その先生も4スタンスを勉強してくださり、お陰でその生徒さんは堂々とのびのび実践出来るようになったそうです。昨日はピティナのE級にチャレンジして、全国大会常連さんが5名位いる中で、なんと1位通過したと嬉しい報告をもらいました❣️本番まで、リポーズをたくさんしていたそうです👍座り方や手の置き方、意識ポイントなども常に意識してピアノに向かっていたとのことでした。伝えた事を全て実践し続けて、落とし込めていたからこそ本番でも力が出せたのでしょうね。

リポーズトレーニングは、自分自身と丁寧に向き合う作業なのだと思います。
何気なくしていた動きが、リポーズによって整ってくると自然にその方らしい動きに修正されていくのは本当におもしろいです‼︎