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頭のセッティング 恐るべし‼️

受験対策レッスン中のことです。新曲試奏に苦戦していた生徒さん…。譜面の見え方に違いがあるような気がしして、(4スタンス理論で今話題の)その子に合った頭のセッティングについて説明し、実践してみたところ……、なんと‼️
「あれ?さっきまでと音が違う???」そして不思議なくらい、しっかり弾けているような気が…。

本人も、あれ?と感じたようで、ついさっきまでレッスンしていた間も無く本番を迎えるシューマンのソナタの冒頭を弾き始めました。その途端………、私の全身にサーーーッと鳥肌が🐥🐥🐥

一音一音の音の輝きはまるで真珠のよう!それらの音が伝えるものは、先程までのものとは比較にならないほど質が変わり、「こう弾きたい」と思っていることが次々と紡ぎ出されているように見えます。

数ページを一気に弾き、「楽しい‼️弾きやすい‼️」と本人も驚きを隠せない様子でした。

ピアノの譜面台はグランドピアノでは上方に、アップライトピアノでは下方に付いています。ただ目線をそこに向けるだけでは頭の角度が変わってしまい、その人のタイプによっては不適切なセッティングになってしまいます。
将来的には是非とも楽器改良につながって欲しい点のひとつです。ピアノ製造のメーカーさんが興味持ってくださるといいなぁ、と願うばかりです✨✨✨

ピアノに限ったことではなく、あらゆる楽器奏者の方や、指揮者までも、ほんの些細なことを、その方に合ったやり方に変えるだけで、まるでマジックのように一変することがあるのです。(もちろんスポーツでも同じです。)

それらを知らないだけで、自分の力が足りない、能力が低い、努力が足りない…などと思い悩んでいる方のなんと多いことでしょう😵

自分に合った身体の使い方やセッティングをするだけで、途端に笑顔になり時には泣き出すほど感激する人を何人も見てきました。

心の中にある音楽を、そのまま表現につなげるために、知っていただけたらきっとお役に立つ理論です。(4スタンス理論)

レッスンの中で伝える4スタンスに則った”秘伝”を、生徒さんたちは、確実に実践し続けてくれます。本人的にも違いを感じるからなのでしょう。
まるで、ドラゴンクエストの中で手に入れた鎧や盾、剣などの道具をひとつひとつ装備していくようでおもしろいです🤺🗡🛡

たくさんの方に知っていただけたらなぁ、とあらためて思った出来事でした。